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    RT @inose_mikado: 二つの墓に秘められた謎がある、というところから、このストーリーを始めようと思う。ひとつの墓は鷗外の墓、正確には「森林太郎墓」である。別のひとつは太宰治の墓ではない。杉山孝次という無名の人物の墓である。(天皇の影法師)2019-05-21 01:10:53 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 「いや日へんにおめしの召しっていう字です」「なに、そんな字があるのか」 板倉主筆はあわてて辞書をひき出した。 「じゃ、それは大丈夫か?俺は腹を切るつもりで活字を拾わせるよ」「だいたい、大丈夫です」「だいたいじゃ困るよ。誰から訊いたんだ」「いま…2019-05-21 01:10:39 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 人が空を飛ぶ、その夢がライト兄弟によって実現されるまで、人びとは仮装行列でめかしこむのとさほど変わらないぐらい、あらゆる滑稽な恰好で跳躍したのだった。水晶の球に遠方の光景を覗こうとする努力も、それに劣らないほどの情熱がひたすら空回りするのであ…2019-05-21 01:08:05 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 明治天皇が崩御したとき、新元号の「大正」をスクープしたのは朝日新聞の緒方竹虎であった。[…]明治から大正の改元に対して、大正から「光文」へは、幻のスクープとして泡のように消えた。杉山記者の未来も、緒方(竹虎)記者の僥倖とは縁遠い方向で一瞬のう…2019-05-18 00:55:58 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: ガーデンシティは、日本では「田園都市」と訳されていた。やがて東京都大田区田園調布、当時の東京府荏原郡調布村は、ロンドン郊外の田園都市レッチワース建設の理想を借用することになる。明治の偉大な実業家渋沢栄一の四男秀雄は、このとき弱冠二十七歳だった…2019-05-16 23:33:20 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 僕たちは、しばしば、ひとつの間違った常識に囚われている。戦前は軍国主義、戦後は民主主義という定式のなかで、昭和二十年以前を暗い灰色のはるかかなたの風景として置き去りにしてしまうのがそれだ。【ミカドの肖像】2019-05-14 23:42:36 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 九十一年の生涯に五百あまりにおよぶ会社を創設した大渋沢は、資本家というよりはプロデューサーであった。彼の企画力は、官界と財界に広く張り巡らされた人材と資本のネットワークによって活かされた。【土地の神話】2019-05-09 22:42:12 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 東北帝大の八木秀次博士が大正十四年に発明した超短波用の指向性アンテナが、敵国で生かされていたのだ。【欲望のメディア】2019-05-09 21:48:51 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 人間の欲望は限りない。遠方の音を聞きたいとする欲求も、見知らぬ土地の出来事を眼前に見たいとする欲求も願望としては等しい。技術者は目的があれば、それを実現すべく努力する。高柳が凡庸でなかったのは、目的つまり夢をもっていたからである。【欲望のメデ…2019-05-09 14:01:24 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 経済力や科学水準こそが帰趨を制するのである。経済力でアメリカの七十分の一の日本は、奇襲戦法に頼って戦争を始めた。総力戦ではかなわないとする認識が、そうさせたのだとしたらあまりにも無責任である。【欲望のメディア】2019-05-08 17:40:40 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 本格的に赤字国債が発行されるのは十年後の七五年度である。赤字国債を発行した大平正芳蔵相(当時)は、赤字国債をどう償還するつもりなのだ、と衆議院予算委員会で追及されると「十年で元利揃えて返します」と見得を切った。【日本国の研究】2019-05-08 17:32:54 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 天皇家が京都という安住の地を”追われた”その流れの最初の一撃が、明治初年の明治天皇の東上であった。まだ十六歳にすぎなかった明治天皇が、八瀬童子の担ぐ鳳輦に鎮座して江戸に入ったのは慶応四年(明治元年)の十一月のことだった。【ミカドの肖像】2019-05-06 21:04:40 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 祭事や歌詠みに明け暮れていた一族とその藩屏たちは、錦の御旗として、政治的マキャベリズムの渦に巻き込まれた。”一君万民”という祝福の衣を身に纏わされたとしても、エデンの園を追われたことには変わりない。彼の地を離れることによって、天皇は国家という…2019-05-06 00:55:30 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: MIKADOという名のフレンチロック・デュオ、丸の内のオフィスの頂点を削りとられた高層ビル、宮廷ホームとスジ屋たち。僕たちが捜しているミカドは”視えない肖像”として、日常生活に溶解し拡散している。さらにに欲望のメカニズムに転化しているのである…2019-05-06 00:54:54 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 大正十五年十二月二十五日に大正天皇が崩御し、元号が昭和にあらためられた。わずか七日間の昭和元年が過ぎ、翌昭和二年二月七日午後から八日の早朝にかけての大葬の儀式は、新宿御苑で行われた。臨時の葬儀会場が、ふだんゴルフ会場であったというのは、奇妙な…2019-04-25 03:10:51 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 時代の節目は、予定調和としてではなく、天皇崩御という個人の肉体の消滅とその鎮魂の儀式によって。忽然と訪れ、洪水のように過去を洗い流しながらよりいっそう過去を心に刻ませる。【ミカドの肖像】2019-04-17 01:44:05 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 記号が幾ら増えても記号にすぎないから価値の増大につながるとはかぎらない。愛染峠でたち枯れている杉をみれば明らかである。【新篇日本国の研究】2019-04-11 22:35:00 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 杉の苗は木材としての杉には生育しない。記号としての杉なのである。パチンコ店のシステムに似ている。出玉は直接に現金とは交換できない。……杉という記号をつくりだした林野庁と森林開発公団は、さらに不気味な記号をつくっていた。【新篇日本国の研究】2019-04-11 22:34:52 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 電波は映像と音を送るだけでなく、カネを運ぶ。天を突く巨大な溶鉱炉や運河のようなベルトコンベアを持たずとも、利潤をもたらし、技術革新を推し進める。……この雛形をきちんと描き込めば”現在”が視えてくる。【欲望のメディア】2019-04-09 19:27:29 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 遠視鏡すなわちテレビジョンの歴史は、奇しくも「昭和」という時間の記号と歩調を揃えて始まろうとしていた。【欲望のメディア】2019-04-08 18:46:31 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: オペレッタ・ミカドは、アメリカ、オーストラリア、南アフリカと英語圏を席巻したばかりでなくヨーロッパ大陸を東に向かう非英語圏への道筋をも駆け抜けていった。ドイツ留学中の森鴎外は日記に感想を書き留め、哲学者ニーチェは友人の作曲家に手紙を書いた。【…2019-04-06 04:19:36 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: どちらかといえば堤は電車の終点の彼方に拓かれたリゾート地開発を中心に事業を展開し、いっぽう、五島は鉄道路線の伸長と住宅開発をひとかたまりにした経営方式に重点を置いた。【土地の神話】2019-04-04 00:58:07 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 玄関には、ボナー・フェラーズ准将ら副官たちが待ち構えていた。しかし、マッカーサーは、自ら出迎えることはしなかった。天皇とマッカーサーの歴史的会見は、敗戦国の元首である天皇が戦勝国の司令官の下に伺うという形をとったのである。【欲望のメディア】2019-04-03 17:15:57 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 天皇を意味するMIKADOという名称の町が、アメリカ合衆国の片田舎に実在する。「ミカド」という言葉をキイワードにしながら、時間と空間をさらに拡大し天皇制を、地球儀という光源で照らし出してみるとはたして、何が視えてくるか。【ミカドの肖像】2019-04-03 17:14:14 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 元プロレスラーのベン・シャープは、もう一度時刻を確認すると、おもむろにアルバムをめくり、記憶の森へずんずんと分け入っていった。一ページ、一ページに異国の風景がさんざめいている。… 「なんてこった(Oh my God!)」 溜息をついた。 みん…2019-04-03 17:13:58 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: わが昭和天皇は重々しい「御真影」というヴェールを剥がれ、無垢な天使のように大衆の前に姿を現すのである。戦後巡幸の第一声は「あ、そう」という相槌だった。戦争の最高責任者には不似合いな、高音域の頼りない声だった。【欲望のメディア】2019-04-03 17:13:55 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 欧米という世界の「中心」に対して、東の果てのミカド国(ランド)は「周縁」に位置していた。そして、全知全能のミカドが登場するオペレッタが、「中心」世界を駆けめぐっていた。……「ミカド」という言葉の響きの中に「中心」世界の日常性を活性化させるイメ…2019-03-31 03:52:22 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 「いや日へんにおめしの召しっていう字です」「なに、そんな字があるのか」 板倉主筆はあわてて辞書をひき出した。 「じゃ、それは大丈夫か?俺は腹を切るつもりで活字を拾わせるよ」「だいたい、大丈夫です」「だいたいじゃ困るよ。誰から訊いたんだ」「いま…2019-03-31 02:15:54 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: つまり「昭和」が第一案、「元化」と「同和」が予備案ということである。緊急閣議ではすでに内閣書記官長のもとに用意してあった新元号案を再確認しただけである。閣議を通過した「詔書案」は、直ちに枢密院全員審査委員会に回された。【天皇の影法師】2019-03-31 02:15:51 by 猪瀬直樹/inosenaoki
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    RT @inose_mikado: 鷗外が死の直前まで最後の情熱を傾けて取り組んでいた仕事は『元号考』であった。そのことと、遺言との間に通奏低音があるのは当然ではないか。鷗外は「大正」という元号を拒否していたのではないかという疑問が、私もうひとつの墓を思い出させたのである。【天…2019-03-31 02:15:30 by 猪瀬直樹/inosenaoki